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負ミュオンは、物質を構成する原子や原子核の内部へ深く到達できる特異な素粒子です。その性質を利用することで、従来は困難であった非破壊元素分析や選択的核変換が可能となります。
本研究領域は、文部科学省科学研究費助成事業 学術変革領域研究(A)として採択され、負ミュオンを基軸とした新しい融合研究の創出を目指しています。
研究の中心となるのは、二つの革新的技術です。
一つは、文化財や宇宙試料、生体関連試料などを破壊することなく内部元素を分析する「負ミュオン非破壊元素分析」です。
もう一つは、原子核に働きかけて新たな放射性同位体を創出する「負ミュオン核変換」です。
これらの技術を基盤として、本領域では
- 負ミュオン原子核反応の解明
- 高性能負ミュオンビーム技術の開発
- 不安定核研究の新展開
- 半導体ソフトエラーの理解と制御
- 宇宙の基本対称性の探究
- 太陽系進化の解明
- 医療用放射性同位体の開発
- 文化財・人類史研究への応用
を推進します。
私たちは、物理学、原子核科学、宇宙科学、地球科学、医学、人文学を横断する研究ネットワークを構築し、新たな学術領域「負ミュオン融合科学」の創成に挑戦します。
負ミュオンを通じて、物質・宇宙・人類をつなぐ新たな知の地平を切り拓いていきます。











